『ブルーロック』がひどいと言われるのはなぜ?作者死亡説についても調査

『ブルーロック』がひどいと言われるのはなぜ?作者死亡説についても調査

サッカー漫画『ブルーロック』はアニメ化されたことでさらに注目を集め、多くのファンを持つ作品です。しかし、一部ではブルーロックが「ひどい」と評価されたり、作者に関する噂が広まったりすることも。どうしてこのような評価や噂が出てくるのでしょうか?その理由を詳しく見ていきます。

目次

ブルーロックがひどいと言われる理由とは?

ブルーロックが「ひどい」と言われる主な理由の一つは、連載初期に登場した大胆な表現です。特に注目されたのが、実在の元日本代表選手の名前を使用し、「カスでしょ」と発言させるシーン。この描写に対してサッカーファンから強い反感の声が上がり、SNSでは批判が殺到しました。 こうした表現は、一部から「スポーツ漫画として不適切」と指摘される一方で、「史上最もイカれたサッカー漫画」として作品の個性が強調されるきっかけにもなり、結果的に話題を集めることになりました。現在は累計部数4000万部を超える人気作となっています。

ブルーロック「打ち切り」噂の真相について

2022年のワールドカップ開催中に、原作者の金城宗幸さんが新聞インタビューで「日本がW杯で優勝したら、打ち切りになっても悔いはない」と発言したことが誤解を招きました。この言葉がSNS上で広まり、「日本が優勝すると打ち切られる」といった噂が独り歩きする結果となってしまったのです。実際にはそうした計画はなく、この誤解は読者の間で混乱を生んだだけでした。

ブルーロック「作者死亡説」

ブルーロックは連載中、作画担当のノ村優介さんが体調不良により休載することが数回ありました。特に2021年には、急病で3週連続の休載があり、読者からは心配の声が上がりました。こうした状況を受けて、「作者が亡くなったのでは?」という根拠のない噂がネット上で広まる事態に。しかし、この死亡説は事実無根であり、のノ村優介さんの体調回復後に連載は無事再開されています。

マガジン作品への不安感

ブルーロックが掲載されている「週刊少年マガジン」では、過去にも人気スポーツ漫画が突然終了する事例がいくつかありました。例えば『ダイヤのA』や『ベイビーステップ』が終了した際、多くのファンが驚きを隠せませんでした。このため、「マガジンのスポーツ漫画は打ち切りが多い」といった印象が、読者の間で広まった影響も見られます。

検索による誤解の連鎖

検索エンジンで「ブルーロック」と調べると、「打ち切り」といったワードが候補に出てくる現象も、不安を助長しているようです。このキーワードを見た人が「もしかして打ち切りになったのでは?」とさらに検索し、結果的に誤解が広がる原因となっています。

 ブルーロックの概要

  • 原作: 金城宗幸
  • 作画: ノ村優介
  • 連載開始: 2018年35号(『週刊少年マガジン』講談社)
  • 受賞歴: 2021年5月、第45回講談社漫画賞 少年部門を受賞
  • 累計部数: 2025年3月時点で世界累計部数4500万部突破
  • スピンオフ作品: 『ブルーロック-EPISODE 凪-』(ブルーロック エピソード なぎ)
  • スピンオフ連載開始: 2022年7月号(『別冊少年マガジン』講談社)
  • スピンオフ累計部数: 2025年2月時点で200万部突破

まとめ

 ブルーロックが「ひどい」といわれる理由には、実在選手への過激な表現や、作者の発言の誤解、連載の不安定さなどが複合的に絡み合っています。しかし、こうした要素が逆に作品の個性として受け入れられ、独自の人気を獲得していることも事実です。作者死亡説については完全な誤情報であり、原作者・金城宗幸さんも作画担当のノ村優介さんも現在も精力的に連載を続けています。今やブルーロックは日本を代表するサッカー漫画の一つとして、多くのファンに愛される作品となっています。

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