10年ぶりの新作として大きな注目を集めた『ピクミン4』。
ですが、その中で特に議論になっているのが「ふたりプレイ」の仕様についてです。
「前作と比べて、ふたりプレイがつまらない…」なんて声も聞こえてきます。
この記事では、『ピクミン4』のふたりプレイは本当につまらないのか、その理由や実際の評価、前作との違いを詳しく解説していきますね!
『ピクミン4』のふたりプレイはここが変わった!
まず知っておきたいのが、前作『ピクミン3』と『ピクミン4』のふたりプレイは、全くの別物だということです。 一番大きな違いは、画面を分割してふたりが別々に行動できる機能がなくなったこと。この変更が、プレイヤーの評価に大きく影響しているみたいですね。
具体的に何がどう変わったのか、表で比較してみましょう。
比較項目 | ピクミン3 デラックス | ピクミン4 |
画面分割 | 可能 | 不可能 |
プレイヤーの役割 | 1P・2Pともに対等な操作が可能 | 1P:メイン操作 2P:サポート役 |
2Pの主な操作 | ・キャラクターの移動 ・ピクミンの指揮 | ・ポインター操作 ・小石を投げる(援護射撃) |
自由度 | ふたりで別々の場所を同時に探索できた | 常に1Pと同じ画面で行動する必要がある |
協力プレイの感覚 | 役割分担して効率的に進める戦略的な楽しさ | 1Pのプレイを2Pが補助するスタイル |
このように、『ピクミン4』のふたりプレイは、1Pがメインで物語を進め、2Pはそれをサポートする形に大きく変更されました。
前作のような、ふたりでガッツリ協力して攻略する楽しさを期待していると、「あれ?」と思ってしまうかもしれません。
動画でイメージしてみたい方は、以下を参考にしてみてください。
出典元:Akihito’s Game Channel:Switch「ピクミン4」オフライン2人プレイの特徴とやり方
『ピクミン4』のふたりプレイは「つまらない」?
では、なぜ『ピクミン4』のふたりプレイに「つまらない」という意見が出てしまうのでしょうか。その主な理由を5つのポイントに分けて、詳しく見ていきましょう。
画面分割ができず、自由に行動できない
これが、つまらないと感じる最大の理由かもしれません。
『ピクミン3』では、画面を上下に分割して、それぞれのプレイヤーが好きな場所を探索できました。
- 「自分はこっちのお宝を集めてくるね!」
- 「OK!こっちは敵を倒しておく!」
といった連携プレイができたんですね。
しかし、『ピクミン4』ではこの画面分割ができないため、2Pは常に1Pと同じ画面にいなければなりません。これにより、プレイヤーの行動が大きく制限され、自由度が低く感じられてしまいます。
2Pができることは「サポート」だけ
『ピクミン4』のふたりプレイでは、2Pはキャラクターを直接動かすことができません。 カーソル(ポインター)を操作して、敵に小石を当てて動きを止めたり、アイテムを使ったりする「援護射撃」がメインの役割になります。
ピクミンを率いて探索したり、お宝を運んだりといったゲームの醍醐味は、すべて1Pが担当します。
そのため、2Pはどうしても「やることが少ない」「ゲームに参加している感覚が薄い」と感じやすくなってしまいます。
ストーリーモードでの協力プレイ感が薄い
上記の理由から、ストーリーモードでの協力している感覚が薄い、という声も多いです。 1Pが主導でゲームを進めるため、2Pはあくまでも「お手伝い」という立ち位置。
『ピクミン3』のように、ふたりで役割を分担して困難なミッションを乗り越える、といった達成感を得にくいのが現状です。
家族や友達と一緒にストーリーを楽しみたかったプレイヤーにとっては、この仕様は少し寂しく感じてしまうかもしれません。
オンラインプレイに非対応
Switchには「スプラトゥーン」シリーズのように、友達とオンラインでワイワイ盛り上がれる大人気ゲームがたくさんありますよね。
そうした流れもあり、最近のゲームでは当たり前になりつつあるオンライン協力プレイですが、『ピクミン4』は残念ながら対応していません。
ふたりプレイは、同じ場所に集まって遊ぶオフラインプレイのみです。
これにより、
- 遠くに住んでいる友達とは一緒に遊べない
- 気軽に協力プレイを楽しむ機会が限られる
といったデメリットがあります。 「オンラインで協力プレイができると思って買ったのに」とがっかりしたプレイヤーもいるようです。
コントローラー操作が単調になりがち
2Pの操作は、主にポインターを動かしてボタンを押す、というシンプルなものです。
最初は新鮮でも、ずっと同じことの繰り返しになりがちで、単調で退屈に感じてしまうことがあります。
特に、ゲームに慣れている人ほど、物足りなさを感じやすいかもしれませんね。
実際のプレイヤーのリアルな評価や口コミは?
ここまでネガティブな意見を中心に見てきましたが、もちろん良い評価もあります。
ここでは、実際にプレイした人たちのリアルな声を「残念だった点」と「良かった点」に分けて紹介しますね。
残念だった・つまらないと感じた人の声
やはり、ふたりプレイの仕様変更に不満を持つ声が多く見られました。
- 1人プレイを前提に設計されている感じがして、協力プレイを期待していたので残念
- 2Pは小石を投げるくらいしかやることがなく、すぐに飽きてしまった
- システムが詰め込まれている感じがして、のんびり遊べなかった
- ピクミン3の方が面白かった
- サイドミッションの報酬がほとんど同じで、マンネリ感があった
などの意見が多く見られました。特に『ピクミン3』の協力プレイが好きだったファンからは、厳しい意見が出ている印象です。
ここが面白い!と評価する人の声
一方で、『ピクミン4』自体は名作だ!と絶賛する声も多いです。
- 新要素の宇宙犬:「オッチン」が可愛くて優秀で、操作もしやすい。
- 物事を順序立てて進める:「ダンドリ」の面白さは最高!
- 初心者でも安心:時間を巻き戻せる機能があるので、子供でも遊べる。
- やりこみ要素満載:ストーリーのボリュームがシリーズ最長
- グラフィックが綺麗:ピクミンたちがとにかく可愛いので癒される。
ふたりプレイには不満があっても、ゲーム全体としては完成度が高く、面白いと感じている人が大多数のようです。
特に、ゲームにあまり慣れていない人や、小さなお子さんと一緒に遊ぶ場合には、「2Pが簡単な操作でサポートに徹することができる」という点が、逆にメリットになるという意見もありました!
なぜ『ピクミン4』のふたりプレイは制限された?
『ピクミン4』のふたりプレイ機能が大幅に制限された背景には、いくつかの要因があります。
まずは、1人プレイを重視した設計が大きな理由です。本作は、プレイヤーがピクミンを細かく操作し、戦略的に冒険を進めていく形式に特化しています。前作『ピクミン3』では実現していた本格的な協力プレイですが、『ピクミン4』では2Pがサポート役に限定され、独立したキャラクター操作ができなくなりました。
また、画面分割やネットワークプレイといった機能を実装するには、技術面での対応も必要です。ゲーム処理やネットワークの安定性など、様々な課題をクリアする必要がありますが、『ピクミン4』ではこれらの実装が見送られた形となりました
結果として、本格的な協力プレイを期待していたプレイヤーにとっては、『ピクミン4』のふたりプレイはつまらないといと物足りなさを感じたのでしょう。
今後のアップデートに期待したいこと!
現状のふたりプレイには改善を望む声が多いですが、裏を返せば、それだけ『ピクミン』の協力プレイが愛されている証拠とも言えます。
今後のアップデートで、以下のような機能が追加されることに期待したいですね!
- 画面分割機能の復活: やはり一番望まれているのはこれですよね!
- オンライン協力プレイへの対応: 遠くの友達とも遊べるようになれば幅が広がる!
- ふたりプレイ専用モードの追加: 協力してボスに挑むミッションや、ダンドリバトルなど。
- 2Pが操作できるキャラクターの追加: 主人公とは別に、2Pもキャラクターを動かせると楽しさが広がる!
プレイヤーの声を反映したアップデートが、いつか実現すると嬉しいですね!
まとめ
『ピクミン4』のふたりプレイは、前作『ピクミン3』とは大きく異なり、2Pがサポート役に特化した仕様になっていますが、ゲーム初心者の方や小さなお子さんと一緒に遊ぶには、ちょうど良いシステムとも言えます。
この記事を参考に、ふたりプレイの仕様を理解した上で、購入を検討してみてくださいね!