人気漫画家・天野明氏による『鴨乃橋ロンの禁断推理』は、3000万部を超える大ヒット作『家庭教師ヒットマンREBORN!』完結から約8年後に連載がスタートし、注目を集めました。2023年にはアニメ化も果たしましたが、一部では「つまらない」という評価も見られます。今回は、鴨乃橋ロンがなぜつまらないと言われるのか、その理由と実際の口コミについて調査しました。
『鴨乃橋ロン』がつまらないと言われる理由
『鴨乃橋ロン』は話題の作品ですが、一部の視聴者からは「期待外れ」との声も聞かれます。
1. 厨二病要素が強すぎるキャラクター設定
登場人物たちの設定が突飛すぎると感じる読者が少なくありません。主人公のロンは探偵学校首席の天才だが過去に殺人を犯した経歴を持ち、彼の相棒トトは警視庁捜査一課でありながら頼りない刑事です。
その他にも、包帯だらけの天才脳外科医や細かすぎる指摘をする刑事など、個性的なキャラクターが多数登場します。この濃すぎるキャラクター設定が「厨二病的」と感じられ、物語に入り込みにくく、鴨乃橋ロンはつまらないという意見があります。
2. 特殊なギャグセンス
作品は「超本格ミステリー漫画」と銘打たれていますが、日常シーンから事件描写まで独特のギャグ要素が多く取り入れられています。天野明氏の独特なユーモアは、前作『家庭教師ヒットマンREBORN!』でも見られた特徴ですが、「理解できない」「強すぎて集中できない」という声も。特に黒蜜を大量に飲むロンの奇行など、シュールなギャグは好みが分かれるポイントとなっています。
3. 事件解決のミステリー性の弱さ
本格ミステリーを期待して読み始めた読者からは、「事件解決の過程が弱い」「犯人の動機が薄い」といった批判が目立ちます。テンポの良さや作画の美しさは評価されているものの、肝心の推理パートに物足りなさを感じる声が多く見られます。
「あっさり解決してしまう」「トリックが単純すぎる」との指摘もあり、ミステリー作品としての深みを求める読者にとっては満足度が低い傾向にあったようです。
実際の口コミや評価
X（旧Twitter）では意見が割れており、批判的な意見として「事件解決のテンポはいいが、過程も犯人の動機も弱い」「推理らしいヒリヒリ感は一切ない」「設定は面白いけど事件内容がイマイチ」といった声があります。
一方で、「面白い！ロンがかっこいい！」「キャラが濃くて面白い」「ミステリー過ぎなくてコミカルな部分が見やすい」など肯定的な評価も多く見られました。特に作者・天野明氏のファンからは「リボーンの懐かしさを感じられる」との声も上がっています。Amazonの評価では星3.5とやや低めの評価となっており、作画の良さは評価されているものの、推理内容については意見が割れているようです。
どんな人におすすめ？
『鴨乃橋ロン』は次のような人に向いているのではないでしょうか。
- シュールなギャグが好きな人
- バディものが好きな人
- 天野明氏の作品ファン
- 本格的すぎないミステリーを求める人
特に『家庭教師ヒットマンREBORN!』のファンにとっては、似たテイストを楽しめる作品として受け入れられているようです。
まとめ
『鴨乃橋ロンの禁断推理』は、独特なギャグセンスと個性的なキャラクターが特徴の作品です。本格ミステリーとしての深みよりも、ロンとトトの凸凹コンビの掛け合いやキャラクター性に焦点が当てられており、それを求める読者には高評価を得ています。一方で、本格的な推理を期待する読者にとっては物足りなさを感じる部分があり、そのギャップが「鴨乃橋ロンがつまらない」との評価につながっているようです。
アニメの2期も期待されているので、今後のストーリー展開次第では評価が変わる可能性もあります。シリーズが進むにつれ、トトの成長やM家との対決など、物語の深みが増していくことが期待されています。
