リーズナブルな価格で人気のファミリーレストラン「ココス」。店舗によっては朝食バイキングを実施していて、多くの人に親しまれています。
しかし、SNSなどでは「ひどかった」「まずい」といったネガティブな声を見かけることも。本当のところはどうなのでしょうか?今回は、ココスバイキングがひどいと言われる理由について、実際の口コミや料金、利用時のポイントまで詳しく調査してみました。
ココスバイキングが「ひどい」と言われる理由
ココスの朝食バイキングに対する批判的な意見には、いくつかの共通点があります。実際にどのような不満があるのか見ていきましょう。
品揃えに対する期待値のギャップ
「あんまりだった」「品揃えが微妙」という声の多くは、ホテルの朝食ビュッフェをイメージして訪れた人から聞かれました。確かに高級ホテルのビュッフェと比較すると、メニュー数や豪華さでは劣る部分があるかもしれません。
ただし、料金を考慮すると話は変わってきます。平日730円、土日祝日830円という価格帯であることを踏まえれば、十分な内容だと感じる人が大半でした。
料理の温度管理
バイキング形式の宿命とも言えますが、冷めた料理を取ってしまうケースがあるようです。パンが硬くなっていたり、卵料理やベーコンが冷たかったりすると、どうしても美味しさが半減してしまいます。
この問題に関しては、補充されたばかりの出来立ての料理を狙うことで解決できます。パンコーナーにはトースターが設置されているので、温め直せばアツアツのパンを楽しめますよ。
味に対する個人差
調査によると、ココスの朝食バイキングを「まずい」と感じる人の割合は全体の約2割でした。油っぽさを感じる、渋みがあるといった意見がある一方で、8割の人は満足しているという結果になっています。
特にファミレスの朝食バイキングとしては優秀だという評価が目立ちました。値段相応、あるいはそれ以上のクオリティだと考える人が多いようです。
ココス朝食バイキングの料金と値上げの経緯
現在の価格設定についても確認しておきましょう。
現在の料金体系
ココスの朝食バイキングは、平日と休日で料金が異なります。大人は平日730円、土日祝日830円です。子供(3歳以上)は平日・休日問わず480円となっています。
1,000円以下で野菜や卵、パンなどを思う存分食べられるのは、物価高騰が続く現在においてはかなり魅力的です。ドリンクバーも料金に含まれているため、コストパフォーマンスの高さが光ります。
これまでの値上げについて
2009年のスタート時は650円でしたが、消費税の増税や人件費の上昇などを理由に、段階的に値上げが行われてきました。直近では2020年4月に現在の価格へと変更されています。
「久しぶりに行ったら値上げされていた」という声もありますが、それでも安いと感じている人が多数派でした。社会情勢を考えれば、納得できる価格設定だと言えそうです。
クーポンの利用について
残念ながら、朝食バイキングで使えるクーポンは現在提供されていません。公式アプリには会員限定クーポンがありますが、通常メニューでのみ利用可能となっています。
実際の口コミから見える評判
良い口コミと悪い口コミ、両方をバランスよく見ていきましょう。
ポジティブな評価
「パンが美味しい」という声が特に多く聞かれました。店舗で毎朝手作りしているパンは、焼きたてのような味わいが楽しめると好評です。トースターで温め直せば、さらに美味しくいただけます。
野菜の新鮮さを評価する声も目立ちました。サラダコーナーの野菜がシャキシャキしていて、この価格帯では考えられないクオリティだという意見が多数ありました。
「和食も洋食も両方楽しめるのが嬉しい」「ドリンクバーのクオリティが他のファミレスより高い」といった声も。特にシャルドネ(ノンアルコールワイン風の飲み物)が美味しいと評判です。
ネガティブな評価
一方で、炭水化物メニューが多すぎるという指摘もありました。ご飯、パン、ポテト、焼きそばなどが並んでいて、栄養バランスを気にする人には物足りなく感じられるかもしれません。
うどんがボソボソしている、揚げ物や焼きそばはあまり美味しくなかったという体験談もありました。すべてのメニューが均一に美味しいわけではないようですね。
朝食バイキングの実施時間と制限
利用する際に知っておきたい時間に関する情報をまとめました。
営業時間について
多くの店舗では7時から10時半まで朝食バイキングを提供しています。最終受付は終了時間の30分前なので、10時までには入店するようにしましょう。
休日は混雑することが多いため、ゆっくり食事を楽しみたい人は早めの時間帯がおすすめです。
制限時間は90分
会計を済ませてから90分の時間制限があります。十分な時間が確保されているので、慌てずにいろいろな料理を味わえますよ。
最終受付の10時に入店した場合でも、10時半まで料理の提供があり、11時半まで席を利用できるので安心です。
美味しく楽しむためのコツ
せっかく訪れるなら、満足度を高める食べ方を知っておきたいですよね。
出来立てを狙う戦略
料理は終了時間まで常に補充されています。スタッフが新しい料理を出したタイミングを狙えば、温かくて美味しい状態のものをいただけます。
パンは必ずトースターで温め直すのがポイント。焼きたての風味が蘇って、格段に美味しくなります。
メニュー選びの工夫
自宅では作らないような料理を中心に選ぶと満足度が上がります。焼きたてのクロワッサンや、手の込んだ卵料理などがおすすめです。
カレーうどんにアレンジしたり、ワッフルに好みのトッピングをしたり、自由度の高さを楽しむのも良いでしょう。
期待値の調整が重要
「ファミレスの朝食バイキング」だという認識を持って訪れることが大切です。1,000円未満の料金であることを念頭に置けば、十分に満足できる内容だと感じられるはずです。
まとめ:総合的には高評価のバイキング
ココスイキングが「ひどい」と言われる理由は、主に期待値とのギャップにありました。高級ホテルのビュッフェと比較したり、すべてのメニューに完璧を求めたりすると、物足りなく感じてしまうかもしれません。
しかし、実際には8割の人が満足しているという調査結果が出ています。リーズナブルな価格で和洋折衷の朝食を楽しめる、コストパフォーマンスに優れたサービスだと言えるでしょう。
店舗によって実施状況が異なるので、訪れる前には公式サイトで確認することをおすすめします。一人でも気軽に利用できるので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
